主にウィキペディアから引用。

宇宙は我々が観測できる4.9%の通常物質以外に、未だ未検出の26.8%のダークマター(暗黒物質)、さらには68.3%に上る正体不明のダークエネルギーで構成されています。
ダークエネルギーはE=mc^2で質量換算したもの。
1.観測できる物質 4.9%
宇宙全体の中で圧倒的に多いのが水素とヘリウムです。
地球では、他の元素がたくさん存在するのですが、宇宙のなかでは、珪素、酸素、鉄、アルミニウムなどは微々たる量になってしまいます。
2.ダークマター(暗黒物質)26.8%
いまの科学技術では観測できない物質です。正体が不明なので、ダークマター(暗黒物質)と呼んでいます。
1)存在根拠
@銀河の回転曲線問題
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E3%81%AE%E5%9B%9E%E8%BB%A2%E6%9B%B2%E7%B7%9A%E5%95%8F%E9%A1%8C
分光観測によって銀河の回転曲線(銀河中心からの半径に対して各位置での回転速度の大きさをプロットした曲線)を求めてみると、その銀河の「目に見える」(電磁波を放射・吸収している)物質分布から想定される回転速度とは大きく異なり、銀河のかなり周縁部でも回転速度が低下せず、平坦な速度分布をしていることが分かる。

これは、現在知られている通常の物質(バリオン)とは異なり、光を出さずに質量エネルギーのみを持つ未知の物質が銀河の質量の大半を占めていると仮定する事で説明される。この未知の物質を暗黒物質(ダークマター)と呼び、その正体について研究が続けられている。
A重力レンズ効果
暗黒物質が存在するとその質量により光が曲げられ、背後にある銀河などの形が歪んで見える重力レンズ効果が起こる。銀河の形の歪みから重力レンズ効果の度合いを調べ、そこから暗黒物質の3次元的空間分布を測定することに日米欧の国際研究チームが初めて成功したことが2007年1月に科学誌『ネイチャー』に発表された。
2)ダークマターの候補
@WIMP (weakly interacting massive particles)
ニュートリノ・・・量的に足らない
ニュートラリーノ・・・未発見の素粒子
AMACHO (マッチョ、Massive Compact Halo Object)
電磁波を放出してはいるものの、暗すぎて現在の観測能力では検出できないとされる暗黒物質の候補のこと
褐色矮星、惑星、中性子星、白色矮星、ブラックホールなど
候補は挙がっているがいずれも実証されていない。
3.ダークエネルギー 68.3%
1)存在根拠
宇宙は銀河の引き合う重力に打ち勝って膨張を続けている。
宇宙創生の急速膨張インフレーションのあと、減速膨張を続けていたが、66.2億年前に加速膨張に転じた。
この重力に逆らって膨張を引き起こすエネルギーをダークエネルギーと名付けた。
2)ダークエネルギーの候補
ダークエネルギーの真の正体は現状ではほぼ推測の対象にすぎない。ダークエネルギーは一般相対論の宇宙定数 (Λ) で表される真空のエネルギーではないか、と考える人々も多く、実際、これはダークエネルギーに対する最も単純な説明である。宇宙定数は、時間や宇宙膨張によらず宇宙全体に存在する一様密度のダークエネルギーと解釈できるからである。
ブログランキングに登録してるんで、↓クリックお願い。よろしくm(._.)mどうぞ。

人気ブログランキングへ

にほんブログ村
小細胞肺がん 進展型 肺がん患者 余命日記