クォークやレプトンは軽い重いの差はあってもいずれも質量を有しています。ゲージ粒子の中でも「弱い力」は質量をもっています。
質量の無いのは、光子、グルーオンなどです。質量のない粒子は光速で動きますが、質量のある素粒子は光速より遅く、質量が重いほど遅くなります
素粒子質量一覧図

「素粒子が質量を持つに至った経緯」
宇宙創生期はいずれの素粒子も光速で飛び回っていました。
宇宙創生直後、真空の相転移(インフレーション)が起こり、宇宙はヒッグス粒子で満たされたヒッグス場となりました。
多くの素粒子はヒッグス粒子と相互作用して質量を持つようになりました。その際、ヒッグス粒子との相互作用が強い素粒子ほど大きな質量を獲得しました。
ヒッグス粒子発見!!
2012年7月4日:ヒッグス粒子と思われる新粒子を発見
(CERN Press Release訳)
http://atlas.kek.jp/sub/CERN-LHC/PR17.12_J.pdf
2013年3月14日:発見された粒子はヒッグス粒子であることを示唆
(CERN Press Release訳)
http://atlas.kek.jp/sub/CERN-LHC/PR20130314_J.pdf
2013年10月8日:F. EnglertとP. Higgs氏がヒッグス粒子発見に関連してノーベル物理学賞受賞。
余談ですがP.Higgs氏は2014年現在85歳です。
彼がヒッグス粒子の存在を予告したのは1964年です。
それから発見されるまで実に50年近い年月が経っています。
発見した実験装置は、CERN(欧州原子核研究機構)研究所の
LHC(Large Hadron Collider:大型ハドロン衝突型加速器)で、ヒッグス粒子検出器はATLAS検出器です。
CERNには日本からも多くの物理学者が参加しています。
http://alice-j.org/lhc.html
http://www.icepp.s.u-tokyo.ac.jp/atlas/public/lhc/lhc.html
http://atlas.kek.jp/atlas.html
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