2015年01月10日

脳転移 メモ2 2015年1月10日

脳転移 メモ2

http://www.city-hosp.naka.hiroshima.jp/knet/kensyuukai/2000515_01.pdf

平均生存期間(未治療):1〜2カ月

転移性脳腫瘍の主な症状
・ 頭蓋内圧亢進症状(頭痛・嘔吐・意識障害)50%
・ 巣症状(けいれん、麻痺・言語障害)15−25%

対症療法に用いる薬剤
・ 浸透圧利尿剤(マンニトール、グリセロール)
利点:即効性あり
難点:リバウンド、点滴管理
・ ステロイド(プレドニン、リンデロンなど)
利点:注射もあるが、内服管理可能
難点:高血糖、消化管症状などの副作用
・ 抗痙攣剤
注射:アレビアチン、セルシン
内服:アレビアチン、デパケン、エクセグランなど

姑息的手術
QOL維持目的でやむを得ない場合。
・頭蓋内圧亢進症状あって、摘出困難なもの
に対する、減圧開頭術・シャント術
・抗ガン剤の髄注を予定した
オンマヤリザバー留置術(化学療法の項)

新しい化学治療の試み
〜テモゾロミド(TMZ)の応用
・テモゾロミド(商品名:テモダール)は
悪性神経膠腫に対する経口抗腫瘍剤
(アルキル化剤)。
・現在の悪性神経膠腫治療の主軸。
・髄液移行率高く、副作用は軽度。
・NSCLCに対する全脳照射との組み合わせで、奏功率が
改善したとする報告もあるが、
単独では否定的な報告もある。



http://clinicalpath.jp/cnt09s/08.html

転移性脳腫瘍の治療は頭蓋内圧の減少と腫瘍の縮小あるいは消失による臨床症状の改善を目的としている。
A. 臨床症状
転移性脳腫瘍に伴う症状は頭蓋内圧亢進によるものと腫瘍の脳組織損傷によるものが出現する。転移性脳腫瘍の症状を表1に示す。頭蓋内圧亢進の原因は腫瘍自体の増大,白質の浮腫,閉塞性水頭症などで引き起こされ,腫瘍の脳組織への直接損傷による神経障害が出現する(図1,2)。

頭蓋内圧亢進症状
頭痛、悪心・嘔吐、混乱、嗜眠、脳ヘルニア、うっ血乳頭

脳の巣症状
片麻痺、言語障害、精神症状、痙攣発作、運動失調、視野欠損

髄膜癌腫症
頭痛、脱力、しびれ感、頸部硬直、脳神経障害、認知障害

C. 治療

 転移性脳腫瘍の治療は脳腫瘍の症状改善だけでなく,原発腫瘍の治療,生命予後などを考慮してさまざまな角度から治療法を検討する必要がある。治療は薬物療法,放射線療法,外科療法の組み合わせで行う。外科療法は専門書にゆずる。治療に際し,次のようなことに留意する。@原発巣のコントロール,A他臓器転移の有無,B全身状態(performance status),C脳転移巣の部位と数,D患者の希望など。

1) 薬物療法
(1)コルチコステロイド
 コルチコステロイドは脳浮腫を軽減し,症状の改善にはきわめて即効性があり,臨床効果は6 〜 24時間以内に出現し3 〜7 日以内に最大となる。抗炎症効果や抗浮腫作用が強いベタメタゾン(リンデロンR),デキサメタゾン(デカドロンR) を8 〜 16mg/day 投与。放射線治療中にも併用する。減量は5日ごとに2 〜4mgと徐々に減量し,必要最少量を決める2)。

(2)浸透圧利尿薬
 頭蓋内圧亢進,脳浮腫を軽減し意識障害の改善に効果がある。乳酸アシドーシス,電解質異常などに注意する必要がある。

 電解質加高張グリセリン液(グリセオールR)を200 〜 300ml/1 回,1 日1 〜 2 回投与。

 イソソルビド(イソバイドR):内服薬で70 〜 140ml/day,2 〜 3 回分服。

2) 放射線治療
(1)定位放射線療法3)
 転移性脳腫瘍の治療は定位放射線療法(サイバーナイフ,ガンマナイフ,リニアックナイフ)が行われるようになり,大きな侵襲なく,短期間で治療が可能となり,神経症状の改善に効果がみられる。サイバーナイフはリニアック,ロボットアーム,病変追尾システムを備え,固定フレームもいらず低侵襲で分割照射が可能であり,3cm を超える腫瘍にも適応でき,病変部の形状に一致した安全な治療が可能となった(図3,4)。

 (2)全脳照射
 転移性脳腫瘍は癌の進展の程度,全身状態,腫瘍の放射線の感受性などにより治療成績も異なる。全脳に対向2 門で1 回2.0Gy照射し,総量で40Gyが標準的である。時に部分的に10〜20Gy 追加照射する。


http://www.pm.med.osaka-u.ac.jp/edrug/pdf2/brainmetastasis.pdf

転移性脳腫瘍の症状と徴候(162例)
認知障害 77%、片麻痺 66%、頭痛 53%、局所の脱力 40%、精神的変化 31%、一側性の感覚障害 27%、うっ血乳頭 26%、運動失調 20%、失語症 19%、痙攣 15%


http://homepage2.nifty.com/hosya00/s009.pdf

正常組織の耐用線量
標的細胞 脳
反応のエンドポイント 放射線脳壊死
TD5/5〜TD50/5 54〜70Gy

中枢神経障害
■脳浮腫(早期反応)
■脳萎縮(晩期反応)
耐用線量よりかなり低い吸収線量でダメージを受ける
全脳照射で20Gy以上で数年後、CT上で萎縮の報告
■脳壊死(晩期反応)
照射後、半年〜2年までに起こる可能性が多い
全脳照射で小児で20Gy、成人40Gyを境に重大影響
局所でも60Gy以上で脳壊死
=部位により症状が違う=
集中力低下・易疲労・意気低下・複視・記憶力減退・
言語の統一性欠如・運動機能喪失


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B3%E8%85%AB%E7%98%8D#.E6.94.BE.E5.B0.84.E7.B7.9A.E7.99.82.E6.B3.95
脳腫瘍
化学療法[編集]
化学療法は薬剤を使用して腫瘍の縮小させる方法であるが、脳には血液脳関門 (BBB; blood-brain barrier) と呼ばれる異物の進入を阻害する機構があるため、薬剤が目標箇所に到達しにくいという問題を抱えている。最近では神経膠腫に対してはテモゾロミドを用いるのが一般的である。また、頭蓋内悪性リンパ腫に対しては、high-dose MTX療法が行われる。

抗浮腫療法[編集]
転移性脳腫瘍に対しては抗浮腫療法としてグリセオール200mlを1日2回やデキサメサゾン6.6mgまたはプレドニン20mg一日二回の抗浮腫療法にて一過性の症状改善が得られることがある。30Gyの全脳照射など放射線療法が併用されることがある。


http://kouganzai.sub.jp/noushuyou.html

脳腫瘍の抗がん剤治療

■脳腫瘍の抗がん剤は限られる
脳腫瘍に対しての抗がん剤治療では,一般的に手術で取り残した腫瘍や再発した腫瘍に使用されます。

脳の血管には糖など,ごく一部の物質しか通さない血液悩関門があり,抗がん剤治療では,脳腫瘍に使用される薬剤は限られます。

さらに,脳腫瘍には,抗がん剤の効きやすい種類と効きにくい種類があります。

脳腫瘍におもに使用されるのは,薬剤の分子量が小さく脳血液関門を通り抜けられる二トロソウレア系のニムスチン,ラニムスチンなどです。

たとえば,脳腫瘍に使用される抗が剤の組み合わせとして,プロカルバジン+ニムスチン(ニドラン)+ビンクリスチン(オンコビン)という3剤併用(PAV療法)があります。

ニムスチンとビンクリスチンは点滴ですが,カプセルのプロカルバジンは1日2回経口で服用します。これを2週間続け,6〜8週間の間隔をおいてくり返します。

このPAV療法は,抗がん剤の効きやすい乏突起膠腫(ぼうとっきこうしゅ)や小児脳腫瘍にたいして使用されます。また,この治療にインターフェロンβを追加する,PAV‐フェロン療法もあります。

副作用として吐き気,嘔吐,食欲不振,口内炎,便秘,めまい,倦怠感などがあります。

■脳腫瘍のアルキル化抗がん剤テモゾロミドが登場

これまで脳腫蕩には,抗がん剤が効きにくいとされてきましたが,テモゾロミド(テモダール)が19年ぶりに脳腫瘍の新薬として登場し,グリオーマにたいする手術や放射線の補助療法として有効な抗がん剤として選択されるようになりました。

テモゾロミドはアルキル化剤の一種であり,放射線と併用することで放射線単独を上回る効果が確認されています

テモゾロミドにはカプセルと点滴薬があり,カプセルの場合,維持療法は通院治療になります。

病気が初発の場合,放射線療法を併用し,1日1回の服用を6週間続け,4週間休薬します。

そのあと維持療法として,倍量を1日1回5日回服用して,23日間休薬するスケジュールを1コースとしています。また,再発した脳腫瘍にたいしても,同様な治療となります。

この抗がん剤の副作用としては,骨髄抑制,便秘,囗内炎がありますが比較的穏やかだとされています。

また,放射線と併用するときには別の副作用もみられ,悪心,嘔吐,脱毛,疲労感があります。

テモゾロミドの点滴薬は嚥下困難な高齢者などに使用され,通常はカプセルが投与されます。



http://medical.mt-pharma.co.jp/di/file/dc/cmr_a.htm
ラニムスチン(サイメリン)
効能又は効果
膠芽腫,骨髄腫,悪性リンパ腫,慢性骨髄性白血病,真性多血症,本態性血小板増多症
(転移性脳腫瘍は適応外か?)


http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4219400D1029_2_02/
ニムスチン(ニドラン)
効能又は効果/用法及び用量

下記疾患の自覚的ならびに他覚的症状の寛解
脳腫瘍、消化器癌(胃癌、肝臓癌、結腸・直腸癌)、肺癌、悪性リンパ腫、慢性白血病
通常、下記用量を本剤5mgあたり日本薬局方注射用水1mLに溶解し、静脈内又は動脈内に投与する。
(1)
ニムスチン塩酸塩として2〜3mg/kgを1回投与し、投与後末梢血液所見により4〜6週間休薬する。
(2)
ニムスチン塩酸塩として1回2mg/kgを1週間隔で2〜3週投与し、投与後末梢血液所見により4〜6週間休薬する。
尚、年齢・症状により適宜増減する。

併用注意

(併用に注意すること)
1. 薬剤名等 
他の抗悪性腫瘍剤
放射線照射
臨床症状・措置方法
骨髄機能抑制等の作用が増強することがある。患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。
機序・危険因子
抗悪性腫瘍剤及び放射線照射の一般的な副作用として骨髄抑制がみられる。

副作用等発現状況の概要

(本項には頻度が算出できない副作用報告を含む。)
286施設、総症例1,970例中副作用が報告されたのは1,208例(61.32%)であった。その主なものは、白血球減少(31.52%)、血小板減少(30.00%)等の造血器障害、嘔吐(13.40%)、食欲不振(12.49%)、悪心(8.93%)、嘔気(7.92%)等の消化器症状であった。〔新開発医薬品の副作用のまとめ(その64)1)〕
なお、造血器障害はその回復が投与回数が増加するほど遅延する傾向があり、現在のところ他の制癌剤との併用により造血障害を軽減する方法は見出されていない。

重大な副作用

1. 骨髄抑制(1.12%)、汎血球減少(0.56%)
白血球減少、血小板減少、貧血、出血傾向、骨髄抑制、汎血球減少等があらわれることがあるので各投与後少なくとも6週間は1週毎に末梢血液検査を行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
2. 間質性肺炎、肺線維症
頻度不明



http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/0/fb32bb2bf1b12d5d49257696000adce3/$FILE/20091224_5shiryou15.pdf
テモゾロミド
効能・効果 悪性神経膠腫(グリオーマ)
(転移性脳腫瘍は適応外か?)


http://lcan.biz/life/br.html
肺がん 脳転移の余命について
脳転移を伴う小細胞がんの患者さんの平均余命の中央値は半年から1年の間であるという統計が報告されています(いずれも2013年のアメリカのNational Cancer Institute、国立がん研究所のホームページのデータに基づいた数値です)。
(by SR 脳転移に対しても何らかの治療を行っていると推定される)


http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1264/inf-deco.html
減圧開頭術
脳の画像があるんで気をつけてください。


http://square.umin.ac.jp/neuroinf/cure/003.html
シャント手術


ガンマナイフとサイバーナイフについて
http://www.med.jrc.or.jp/hospital/clinic/ckcenter/
http://www.fujimoto.or.jp/hayasuzu/ad-medical/cyber/


脳外科医 澤村豊のホームページより
http://plaza.umin.ac.jp/sawamura/braintumors/meta/
・肺の小細胞癌の転移など,MRIでは見えないような無数の脳転移が予測されるものには全脳照射を用います
・肺の小細胞癌 SCLCでは全脳照射しかしません(定位照射ではすぐに新しい脳転移がでてしまうため)
・症状・経過
転移性能腫瘍のできた場所に応じて,さまざまな局所神経症状が出ます
麻痺,ふらつき,失語症,複視などなんでも起こります
もしく脳浮腫による頭痛・嘔吐などの頭蓋内圧亢進症状がでます
症状は数週間の期間に進行する場合が多いです
てんかん発作(けいれん発作)で発症する例もあります
嘔吐などが強くなって放置すれば脳ヘルニアを起こして意識障害が生じます
腫瘍の内部で出血を起こして急激に症状が進行することもあります
頭蓋底部に病変が存在すれば,複数の脳神経を侵して多発性脳神経麻痺を起こしてくることもあります
髄膜がん腫症では頭痛や嘔吐などの髄膜刺激症状を認めます
特に歩行時のふらつきで発症する小脳転移は脳ヘルニアを生じやすいので,放射線治療をしないで積極的に開頭手術した方がいいことが多いです

非常〜にまずいんではないかい


本日はここまでに致したく存じまする


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posted by SR400 at 20:07| Comment(0) | 脳転移 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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